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04. データ型

図解!Python データ型を徹底解説!(確認・変換・指定方法と種類一覧)

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Pythonにおけるデータ型の定義(指定)方法

変数名を付けた後に、通常は代入という変数に対して値を設定する処理をします。Pythonでは、その際に代入した値によって変数のデータ型(数値、文字列など、どのようなタイプのデータか)が決まります。

例えば変数testに対して文字列'abc'を代入すると、

変数testのデータ型はstr(文字列)になり、

 
 
一方で、変数testに対して整数6を代入すると、

変数testのデータ型はint(整数)になります。

 
 

Pythonにおけるデータ型の種類一覧

Pythonの主なデータ型は以下になります。

データ型説明記述例
str文字列文字、文字列
" " ダブルクォーテーション、もしくは' ' シングルクォーテーションで囲って定義する。
str = 'abc'
int整数小数点を含まない数値num = 6
float浮動小数点小数点を含む数値num = 3.14
boolブールTrue、Falseで定義する。check_flg = True
check_flg = False
datetime日付日付date1 = datetime.datetime(2020, 1, 31, 12, 36, 45)
list配列1.複数の要素(文字列、整数、論理など)を含むもの。
2.[ ] を使って定義し、各要素の間はカンマ','で区切る。
3.格納した各要素の変更が可能。
list = ['abc', 6, True]
tupleタプル1.複数の要素(文字列、整数、論理など)を含むもの。
2.( ) を使って定義し、各要素の間はカンマ','で区切る。
3.格納した各要素の変更は不可能。
tuple = ('abc', 6, True)
dictionary辞書1.複数の要素(文字列、整数、論理など)を含むもの。
2.{ }を使って定義し、各要素は、キーと組合せて間にコロン':'を挟み記述する。
3.キー値と合わせて値を設定することにより、キー値を元に値を参照できる。
4.格納した各要素の変更は可能。
dict = {'Key1' : 'Val1', 'Key2' : 'Val2'}

list、tuple、dictionaryについては、それぞれ後の章で詳しく解説しますので、
・listは、「リスト(List)/配列の使い方
・tupleは、「タプル(Tuple)の使い方
・dictionaryは、「Dictionary(辞書)の使い方
を参照ください。

 
また、Pythonには上記以外にも多くのデータ型があり、特にndarray、Series、DataFrameなどのデータ型は後の章でも利用します。これらについても、
・ndarrayは、「NumPyのインストールから使い方徹底解説
・Series、DataFrameは、「Pandasでデータ分析
を参照ください。

 
 

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Pythonにおけるデータ型の確認方法

データ型を調べる時は、type()を利用します。

type(オブジェクト)

type()は、引数に指定した変数などのオブジェクトのデータ型を返します。

 
例えば、変数testに対して文字列'abc'を代入し、type()で変数testのデータ型を確認すると、以下のようにstr(文字列)型が返ってきます。

str

 

同様に、変数testに対して浮動小数点3.14を代入し、type()で変数testのデータ型を確認すると、以下のようにfloat(浮動小数点)型が返ってきます。

float

 
 

Pythonでのデータ型の変換方法

整数int型から文字列str型への変換

数値から文字列型への変換には、str()を利用します。

str(数値)

引数の数値には、整数int型や浮動小数点float型を指定することができます。そして、str()は、引数に指定した数値を文字列に変換し返します。

 
 
例として、整数30を文字列’30’に変換してみましょう。
変数num1に対して整数30を代入し、type()で変数num1のデータ型を確認すると、int(整数)型が返ってきます。

int

 
この変数num1をstr()に渡すと、’30’と’(シングルクォーテーション)で囲まれ、文字列に変換されて表示されました。

'30'

 
実際にtype()でデータ型を確認すると、str(文字列)型に変換されていることがわかります。

str

 
 

浮動小数点float型から文字列str型への変換

浮動小数点も整数と同様に文字列型への変換には、str()を利用します。

 
例として、浮動小数点30.45を文字列’30.45’に変換します。
変数num2に対して浮動小数点30.45を代入し、type()で変数num2のデータ型を確認すると、float(浮動小数点)型が返ってきます。

float

 
この変数num2をstr()に渡すと、’30.45’と文字列に変換されて表示されました。

'30.45'

 
type()でデータ型を確認すると、str(文字列)型に変換されていることがわかります。

str

 
 

文字列str型から整数int型への変換

文字列からint(整数)型への変換には、int()を利用します。

int(文字列)

引数の文字列には、int型になり得る文字列を指定します。そして、int()は、引数に指定した文字列をint型に変換し返します。

 
 
例として、文字列’34’を整数34に変換してみましょう。
変数str1に対して文字列’34’を代入し、type()で変数str1のデータ型を確認すると、str(文字列)型が返ってきます。

str

 
この変数str1をint()に渡すと、34と’(シングルクォーテーション)が無くなり、整数に変換されて表示されました。

34

 
実際にtype()でデータ型を確認すると、int(整数)型に変換されていることがわかります。

int

 
 

文字列str型から浮動小数点float型への変換

文字列からfloat(浮動小数点)型への変換には、float()を利用します。

float(文字列)

引数の文字列には、float型になり得る文字列を指定します。そして、float()は、引数に指定した文字列をfloat型に変換し返します。

 
 
例として、文字列’32.18’を浮動小数点32.18に変換してみましょう。
変数str2に対して文字列’32.18’を代入し、type()で変数str2のデータ型を確認すると、str(文字列)型が返ってきます。

str

 
この変数str2をfloat()に渡すと、32.18と’(シングルクォーテーション)が無くなり、浮動小数点に変換されて表示されました。

32.18

 
実際にtype()でデータ型を確認すると、float(浮動小数点)型に変換されていることがわかります。

float

 
 

日付datetime型から文字列str型への変換

datatime(日付)型から文字列への変換には、strftimeを利用します。

datetime.strftime (フォーマット)

strftimeでは、datetimeで指定された日付を引数のフォーマットで文字列型に変換し返します。

 
 
例として、日付2020/1/31 12:36:45を文字列'2020/01/31 12:36:45'に変換してみましょう。

 
まずはdatetimeをインポートします。そして、datetime.datetime()に対して、引数として、年、月、日、時、分、秒を渡し、変数date1に格納します。変数date1の内容を確認します。

datetime.datetime(2020, 1, 31, 12, 36, 45)

datetime.datetime()と日付型でデータが表示されました。

 
さらにtype()で変数date1のデータ型を確認すると、datetime.datetimeと表示され、日付型でデータが格納されていることがわかります。

datetime.datetime

 
この変数date1をstrftime()で文字列に変換します。その際にフォーマットとして"%Y/%m/%d %H:%M:%S"を指定します。

'2020/01/31 12:36:45'

すると、先ほどの日付型のデータが'2020/01/31 12:36:45'と文字列に変換されて表示されました。

 
type()でデータ型を確認すると、strと表示され、文字列型になっていることがわかります。

str

 
 

文字列str型から日付datetime型への変換

文字列からdatatime(日付)型への変換には、strptimeを利用します。

datetime.strptime (文字列, フォーマット)

strptimeでは、最初の引数で指定された日付形式の文字列をdatetime型に変換します。もう1つの引数は、日付形式の文字列のフォーマットを指定します。

 
 
例として、今度は、文字列'2020/01/31 12:36:45'を日付型の2020/1/31 12:36:45に変換してみましょう。

 
変数str1に日付の形式で文字列を格納します。さらにtype()で変数str1のデータ型を確認すると、strと表示され、文字列型でデータが格納されていることがわかります。

str

 
この変数str1をstrptime()で日付型に変換します。その際にフォーマットとして"%Y/%m/%d %H:%M:%S"を指定します。

datetime.datetime(2020, 1, 31, 12, 36, 45)

先ほどの文字列型のデータが日付型に変換されて表示されました。

 
type()でデータ型を確認すると、datetime.datetimeと表示され、日付型になっていることがわかります。

datetime.datetime

 
 
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最後に...


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