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03. 変数

Pythonにおける変数の宣言、変数名のルール

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変数とは、数値、文字列などのデータを入れるための箱のようなものです。データに名前を与えて、一定期間記憶出来るように加工したものです。数値の計算結果や文字列の編集、結合などの処理をした結果を一時的に保持し、後のプログラムの中で利用する為に変数を利用します。

 

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Pythonにおける変数の宣言方法

Pythonは他のプログラミング言語と異なり、変数を宣言する際に、データの型を明記する必要がありません。最初に、変数と、変数に格納したい数値、文字列などのデータを記入します。

変数は、次のように記述して作成します。

変数 = 格納したいデータ(数値、文字列など)

 

例)変数への文字列の格納

例えば、変数greetingに対して、文字列'Hello'を格納する方法は以下になります。文字列は' ' (シングルクォーテーション)、もしくは、" " (ダブルクォーテーション)で囲みます。

In [1]: greeting = "Hello"

変数名を入力して実行すると、変数に格納されている値を確認することができます。変数greetingの中に、先ほど格納した文字列'Hello'が正しく入っているかを確認してみましょう。

In [2]: greeting

実行すると、先ほど変数に格納した文字列'Hello'が表示されました。

Out[2]: Hello

 

例)変数への数値の格納

例えば、変数ageに対して、整数32を格納する方法は以下になります。

In [3]: age = 32

文字列の例と同様に、変数に格納されている値を確認すると、

In [4]: age

実行すると以下の結果が表示されます。先ほど変数に格納した32が表示されました。

Out[4]: 32

 

例)変数に格納した文字列の連結

例えば、変数str1、str2に対して文字列を格納し、2つの変数を連結した結果を変数str3格納する方法は以下になります。

In [5]: str1 = "abc"
...: str2 = "def"
...: str3 = str1 + str2

文字列の例と同様に、変数str3に格納されている値を確認すると、

In [6]: str3

実行すると以下の結果が表示され、変数str3には変数str1、str2が連結されたものが格納されていることがわかります。

Out[6]: abcdef

 

例)変数に格納した数値の四則演算

例えば、変数num1、num2に対して数値を格納し、2つの変数を加算した結果を変数num3に格納する方法は以下になります。

In [7]: num1 = 1
...: num2 = 90
...: num3 = num1 + num2

文字列の例と同様に、変数num3に格納されている値を確認すると、

In [8]: num3

実行すると以下の結果が表示され、変数num3には変数num1、num2の値が加算されたものが格納されていることがわかります。

Out[8]: 91

 

Pythonにおける変数名のルール

変数名の付け方には決まりがあり、以下のようなルールを守って変数名を付ける必要があります。

  • 1文字目は英文字かアンダーバー '_'
  • 2文字目以降は英数文字、アンダーバー
  • 予約語は使用できません。これらの予約語は、実際のプログラムで使用される単語になります。

予約語一覧

andasassertbreakclass
continuedefdelelifelse
exceptexecfinallyforfrom
globalifimportinis
lambdanotorpassprint
raisereturntrywhilewith
yield
  • 大文字と小文字は区別されます。
    • 例えば、変数TESTtestは別のものとして扱われます。

これらのルールより、例えば、以下のような変数名を付けることはできません。

実行時にエラーとなります。

 

1文字目が数字はダメ

1999_TEST = "abcd"

 

英数字、アンダーバー以外の文字はダメ

Buffet_$$$ = "abcd"

 

予約語はダメ

and = "abcd"

 

予約語の確認方法は、次のようになります。

以下を入力し実行すると予約語一覧が表示されます。

In [1]: import keyword
...: keyword.kwlist

実行結果は以下です。

Out[1]: ['False', 'None', 'True', 'and', 'as', 'assert', 'break',
'class', 'continue', 'def', 'del', 'elif', 'else', 'except',
'finally', 'for', 'from', 'global', 'if', 'import', 'in',
'is', 'lambda', 'nonlocal', 'not', 'or', 'pass', 'raise',
'return', 'try', 'while', 'with', 'yield']

 
 
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最後に...


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