変数とは、数値、文字列などのデータを入れるための箱のようなものです。データに名前を与えて、一定期間記憶出来るように加工したものです。数値の計算結果や文字列の編集、結合などの処理をした結果を一時的に保持し、後のプログラムの中で利用する為に変数を利用します。
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Pythonにおける変数の宣言方法
Pythonは他のプログラミング言語と異なり、変数を宣言する際に、データの型を明記する必要がありません。最初に、変数と、変数に格納したい数値、文字列などのデータを記入します。
変数は、次のように記述して作成します。
例)変数への文字列の格納
例えば、変数greetingに対して、文字列'Hello'を格納する方法は以下になります。文字列は' ' (シングルクォーテーション)、もしくは、" " (ダブルクォーテーション)で囲みます。
変数名を入力して実行すると、変数に格納されている値を確認することができます。変数greetingの中に、先ほど格納した文字列'Hello'が正しく入っているかを確認してみましょう。
実行すると、先ほど変数に格納した文字列'Hello'が表示されました。
例)変数への数値の格納
例えば、変数ageに対して、整数32を格納する方法は以下になります。
文字列の例と同様に、変数に格納されている値を確認すると、
実行すると以下の結果が表示されます。先ほど変数に格納した32が表示されました。
例)変数に格納した文字列の連結
例えば、変数str1、str2に対して文字列を格納し、2つの変数を連結した結果を変数str3格納する方法は以下になります。
...:
str2 = "def"...:
str3 = str1 + str2文字列の例と同様に、変数str3に格納されている値を確認すると、
実行すると以下の結果が表示され、変数str3には変数str1、str2が連結されたものが格納されていることがわかります。
例)変数に格納した数値の四則演算
例えば、変数num1、num2に対して数値を格納し、2つの変数を加算した結果を変数num3に格納する方法は以下になります。
...:
num2 = 90...:
num3 = num1 + num2文字列の例と同様に、変数num3に格納されている値を確認すると、
実行すると以下の結果が表示され、変数num3には変数num1、num2の値が加算されたものが格納されていることがわかります。
Pythonにおける変数名のルール
変数名の付け方には決まりがあり、以下のようなルールを守って変数名を付ける必要があります。
- 1文字目は英文字かアンダーバー '_'
- 2文字目以降は英数文字、アンダーバー
- 予約語は使用できません。これらの予約語は、実際のプログラムで使用される単語になります。
予約語一覧
and | as | assert | break | class |
continue | def | del | elif | else |
except | exec | finally | for | from |
global | if | import | in | is |
lambda | not | or | pass | |
raise | return | try | while | with |
yield |
- 大文字と小文字は区別されます。
- 例えば、変数TESTとtestは別のものとして扱われます。
これらのルールより、例えば、以下のような変数名を付けることはできません。
実行時にエラーとなります。
1文字目が数字はダメ
英数字、アンダーバー以外の文字はダメ
予約語はダメ
予約語の確認方法は、次のようになります。
以下を入力し実行すると予約語一覧が表示されます。
...:
keyword.kwlist実行結果は以下です。
'class', 'continue', 'def', 'del', 'elif', 'else', 'except',
'finally', 'for', 'from', 'global', 'if', 'import', 'in',
'is', 'lambda', 'nonlocal', 'not', 'or', 'pass', 'raise',
'return', 'try', 'while', 'with', 'yield']
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