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06. Print関数

Pythonのprintで変数の値の出力方法を徹底解説!(単一・複数、文字列の連結)

更新日:

printは文字列を画面に出力する関数で、非常に便利でpythonのプログラミングに欠かせない関数になります。

 
printは、様々な場面で利用され、画面にメッセージを表示するだけでなく、記述したプログラムが正常に動作するか確認する際に、printで変数などに格納された値を画面に出力し、正しく想定された値が格納されているかを確認するのにも利用します。

 
このページでは、printの様々な機能の中でも、変数の値を出力する方法を具体的な例も交えながら見ていきましょう。

 
変数以外のprintの詳しい説明は、「Pythonのprint 関数、formatを徹底解説!」を参照ください。

 
 

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Pythonにおけるprint関数の使い方

まずはprint関数の基本的な使い方からおさらいしていきましょう。printは文字列を画面に出力する関数で、以下のように記述します。

print(出力するデータ, sep = "", end = "\n", file=ファイルオブジェクト, flush=False)

主な引数は、

引数必須/任意説明
出力するデータ必須printで出力するデータを文字列、数値、変数、リスト、タプル、辞書などで指定。
複数のデータを指定することもできます。
sep任意複数のデータを出力する場合の区切り文字を指定
※何も指定しなければ、空白になります。
end任意printでデータを出力した後(末尾)に出力するものを指定
※何も指定しなければ、改行コードが指定されます。
file任意出力対象のファイルオブジェクトを指定。
詳細は後の章で解説いたします。
flush任意バッファの処理を止め強制的に出力するか否かをTrue/Falseで指定。
※何も指定しなければ、Falseになります。

 
 
まず初めにprint関数で文字列を出力する簡単な例を確認しましょう。文字列"Hello"や数値123を出力したい場合、次のように記述します。

Hello
123

この基本的な出力方法を元に、print関数での変数の値の出力方法を詳しく確認していきます。

 
 

printによる変数に格納された値の出力

printでは、直接出力したい文字列を渡してその内容を表示するだけでなく、変数に格納した文字列や数値を出力することもできます。

 
文字列"Hello"を変数stringに格納し、数値123を変数numberに格納します。これら変数string、変数numberの値を出力したい場合、次のように記述します。

Hello
123

 
 
Jupyter Notebook(ジュピター・ノートブック)※1ではセルに変数を入力することで、変数に格納した値を確認することができますが、1つのセルに複数の変数を入力しても、最後の変数の値しか表示されません。そのような場合にprintを利用すると、全ての変数の値を確認することができます。

 
※1 Jupyter Notebookとは、ブラウザ上で動作するプログラムの対話型実行環境です。データ分析には欠かせないツールの1つです。Jupyter Notebookの詳しい説明は、「図解!Jupyter Notebook徹底解説!」を参照ください。

 
 

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printでの文字列を連結して出力する方法

また+(プラス演算子)を利用して、複数の文字列を連結・結合して出力することもできます。

Hello,Good Bye

 
 
数値と文字列を合わせて表示したい場合は、数値を文字列に変換する必要があります。ここではstrで数値を文字列に変換しています。

electric oven: 21000

 
 

printでの変数に格納されたリスト、タプル、辞書の出力

printでは、リスト、タプル、辞書も出力することもできます。それでは、それぞれの例を見ていきましょう。

 
まずはリストから始めます。リスト["a", "b", "c", "d", "e"]を変数mylistに格納しprintで出力します。

['a', 'b', 'c', 'd', 'e']

 
リストの3番目の要素だけをprintで出力します。リストの要素のカウントは0から始まりますので、3番目の要素はmylist[2]と指定します。

c

 
また*(アスタリスク)を付けることにより、リスト["a", "b", "c", "d", "e"]の各要素を展開し出力することもできます。

a b c d e

 
 
タプルもリストと同様にprintで出力できます。

(1, 2, 3, 4, 5)

 
またタプルも*(アスタリスク)を付けることにより、各要素を展開し出力することもできます。

1 2 3 4 5

 
 
今度は辞書を出力してみましょう。辞書{"A01":"TV", "A02":"printer", "A03":"scanner"}を変数mydictに格納しprintで出力します。

{'A01': 'TV', 'A02': 'printer', 'A03': 'scanner'}

 
辞書のキー"A02"の要素だけをprintで出力します。

printer

 
辞書に*(アスタリスク)を付けるとどうなるでしょうか。

A01 A02 A03

辞書のキーだけが展開されて表示されました。

 
辞書にキーだけでなく、値も含めて表示したい場合、次のように記述します。

A01 TV
A02 printer
A03 scanner

for文を使って辞書の各要素を順に取り出して出力します。辞書のキーと値は、item()により、分けて取得されます。
 
for文の詳しい説明は、「図解!Python for ループ文の徹底解説」を参照ください。

 
 

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printによる複数の変数の出力と引数sepの指定(カンマ区切りなど)

Printでは、複数の文字列や数値、変数を出力することができます。引数として、出力対象のものをカンマで区切って渡します。

print(出力対象のもの1, 出力対象のもの2, …, sep="区切り文字")

また任意の引数としてsepに対して区切り文字を渡すこともできます。指定しなければ、空白が区切り文字として使用されます。

 
 
文字列"Hello"を格納した変数string、数値123を格納した変数number、文字列"ABC"をprintに渡し、出力してみましょう。その際に引数sepに", "を渡し、カンマで区切って出力します。

Out: Hello, 123, ABC

 
 
関連記事です。
printについて、変数以外の詳しい説明はこちらをご覧ください。

 
 
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最後に...


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