※この記事にはプロモーションが含まれています。

12. 繰り返し処理(While文)

図解!Python while文のelseでループ後の処理方法を徹底解説!

更新日:

while文とは、繰り返し処理の1つで、指定された条件式がTrueの間は処理が繰り返し実行されます。そして、条件式がFalseになった時にwhile文は終了します。

 
このwhile文の繰り返し処理が全て実行された後に特定の処理を行いたい場合はelseを利用します。

 
このページでは、Pythonにおけるwhile文の様々な使い方の中でも、elseの使い方について、具体的な例も交えながら確認していきます。

 
else以外のwhile文の詳しい説明は、「図解!Python while文のループ処理を徹底解説!」を参照ください。

 

動画教材紹介私(清水 義孝)が作成したコース「Pythonによるビジネスに役立つWebスクレイピング」(Udemyへのリンク)が発売中!
発売数8,500本突破を記念して、今だけ期間限定で87%オフの大セール中!!!

Pythonにおけるwhile文の記述方法

まずはwhile文の基本的な記述方法からおさらいしていきましょう。while文とは、for文と同様、繰り返し処理の1つです。

条件式を指定し、その条件式がTrueの間はWhile文のブロック内の処理が繰り返し実行されますが、条件式がFalseになった時にwhile文は終了します。

記述方法は以下のとおりです。

while文に含まれる処理は、インデント(字下げ)して記述します(通常、インデントには半角スペース4つが使われます。)。処理が複数行ある場合も、全てインデントします。

インデントが終わると、while文の一連の処理は終わります。また条件式の後には、必ず :(コロン)を付けてください。

 
for文とwhile文は同じ繰り返し処理ですが、次の点が異なります。

  • for文は回数を指定して、指定した回数分の繰り返し処理を行います。
  • 一方でwhile文は、条件を指定して、その条件がTrueの間は繰り返し処理を行い、Falseになれば繰り返し処理を抜けます。

for文の詳しい説明は、「図解!Python for ループ文の徹底解説」を参照ください。

 
 
それではwhile文の例を見ていきましょう。

 
変数iに0を初期値として代入し、while文の条件としてiが3未満を指定しています。そして、printでiの値を表示し、iに1を加算しています。

0
1
2

iが3になるまでは、指定された条件がTrueですので繰り返し処理を行う事になります。従ってprintで表示されるiの値は、0から2までになります。

 
この基本的な使い方を元に、elseの使い方を詳しく確認していきます。

 
 

繰り返し処理後に特定の処理を実行する方法(while else)

while文のよる繰り返し処理が全て実行された後に特定の処理を行いたい場合はelseを利用します。
 
elseの記述方法は、次のとおりです。
 

while文の後にelseを記述します。else文に含まれる処理は、インデント(字下げ)して記述します(通常、インデントには半角スペース4つが使われます。)。処理が複数行ある場合も、全てインデントします。またelseの後には、必ず :(コロン)を付けてください。

 
通常はbreakと合わせて利用し、while文の繰り返し処理が全て実行された場合には特定の処理が実行され、while文の処理がbreakにより抜けた場合は、特定の処理は実行しないというように使います。

 
 
今度はelseの例を見てみましょう。
 
変数aに0を代入し、while文でaに1を加算し、変数aの内容をprint()で出力しながら、10になるまで繰り返し処理をします。この処理の途中、if文で変数aを3で割った余りが0、つまり3の倍数になった場合、処理を中止するようbreakを挿入します。

 
今度はwhile文にはelseが付いており、breakでループが中断されなければ、print("elseの処理です。")の処理が実行されるようになっています。

1
2

すると処理結果として、1、2と表示され、"elseの処理です。"は表示されませんでした。3になった時点でbreakによりループを抜けているので、elseの処理は実行されませんでした。

 
 
次にwhileの条件式をa < 2に変更し、3の倍数でbreakが行われる前に、whileの繰り返し処理が終わるようにしてみます。

1
2
elseの処理です。

すると今度は、"elseの処理です。"も表示されました。breakが実行される前にwhileの繰り返し処理が終わっているので、elseの処理が実行されました。

 

ポイント

このようにして、whileの繰り返し処理がbreakで抜けずに終わった時に特定の処理を実行したい場合、elseを利用して記述することができます。

 
 
関連記事です。
whileについてelse以外の詳しい説明はこちらをご覧ください。

 
 
Pythonに関する重要なトピック全般について学んでいきたいと考えておられる方には、次のリンクをお勧めします。
 

 
 
 
最後に...


Pythonの学習においては、実際に様々なプログラムを書いて試していくことが非常に重要です。Pythonについて、さらに詳しく学ばれたい方は、以下の私のUdemy講座をご検討いただければ幸いです。


Pythonを用いて世界中のWebサイトから自動的にデータ収集する方法を、基礎からていねいに学ぶことができます。Pythonを初めて学ばれた方も、最初に取り組みやすい内容になっています。


>> Pythonによるビジネスに役立つWebスクレイピング
発売数8,500本突破を記念して大セール中!期間限定になりますのでお早めに。
Pythonによるビジネスに役立つWebスクレイピング(BeautifulSoup、Selenium、Requests)講座の画面

既に8,500名以上の方に受講頂き、大変好評です。またコースに満足いただけない場合でも、30日返金保証があるので安心です。

期間限定の割引クーポンは、こちらから!
>> Pythonによるビジネスに役立つWebスクレイピング
   
   





-12. 繰り返し処理(While文)

Copyright© ビジPy , 2024 All Rights Reserved.